高校3年生の息子の就活について。
ネットで調べても去年までの情報はコロナ前だし!
今後の世の中、どうなっていくか分かんないし!
どうすりゃいいのよ?な、我が家の息子が就職決定までの話。
高卒で就職を考える子供に親ができること、を考え・まとめていきます。
アフターコロナ 高卒の就職
県立の工業高校に通う息子は、普通科ではなく工業高校入学を選択した時から、卒業後の就職を希望していました。
職業高は企業からの求人も多く、成績上位に居れば就職先の選択権も多くなると言われていました。
ですが、このコロナで今までの常識が常識ではなくなるかもしれない・・・。
過去に前例が無い大混乱の社会において、まだまだ18歳そこそこの高校生が自分の将来を考え抜いて選択できる子は、それほど多くないのではないかと。
もちろん、親御さんも賢く子供さんもしっかりと自分の考えを持ち行動できるご家庭であれば、迷い悩むことも少ないでしょう。
ですが、私のような地方のしがないサラリーマン家庭で育った、部活が生活の主軸になっていた息子のような「普通の子供」はどうやって将来を考えたら良いか、分からない。
また、親である私はどうアドバイスすべきか?正直分からない。
分からないなりにも考えたことや知りたかったことをまとめていきます。
どんな会社が良い?
「どんな会社が良い会社なのか?」
子供はその答えを知りたがると思います。
きっと高校生の子供さんを持つ親御さんは、40代から50代が多く、
「大きな会社なら安定している」とか、「組合がある会社」なら安心という考えが多いと思います。
私の就職時には、金融か公務員なら親孝行な子と言われる時代でした。
ですが、今や金融機関も破綻したり、将来は教師もAIに取って変わるなんて言われる時代。
大きな利益を上げていた会社がコロナで一転減益で、終身雇用も約束できないと言い切る会社も出てきています。
このコロナで「安定は確約されたものではない」ということが分かった気がします。
大手に努めれば一生安泰ではない。
かといって、どんな会社なら大丈夫なのか?も自信を持って言い切れるほどの情報もない。
私が感じたことは
・コロナ時代の今、去年までの「過去の情報」はアテにならないのではないか
・これから先の「未来」のことは分からない
過去の情報が参考にできない、そしてこれから先の見通しも不透明という現実です。
実際の求人
7月1日求人公開され学校から一覧表が渡されました。
それまでは去年までの求人票を参考にしながら、だいたいの希望先を候補に挙げて考えていました。
ですが、実際は去年よりも求人数がガタ減りした印象です。
・去年きていた企業からの求人が無い(候補に挙げていた先が無い)
・求人が公開されてから、数日後には求人しないことになった企業もある(大手です)
・求人人数が大幅に減っている(去年は5人だったのに今年は1人など)
マジか・・・と思いました。
あくまでもこれは私の住む地方の傾向です。
子供にアドバイスを求められたら
大人の私たちでさえ、コロナの影響で働き方が変わってしまったり、更には仕事が減ったり無くなったりしている方が多くいる世の中です。
大人が不安になっているような中、これから社会に出ようとしている子供に私が話したことや気を付けたことは次のようなことです。
- 社会の現実を話し、会社に何を求めるかを明確にする
- 不安を与えない
- 若いうちは失敗しても いくらでもやり直しはできる
1.就職をするということは、自分の時間と労働力をその会社に提供してお金を得る場所ではあるが、自分が仕事をする上で何に重点をおくか。
【お金、時間、やりがい、知識を得たい、職人系であれば経験を積みたいなど】
また、お金を稼ぐ方法は、労働者以外にもあるということ。
2.「自分で稼ぐ力」があれば、万が一倒産やコロナ以外の危機がきても大丈夫。
収入源を会社1つに限定せず、いくつもの収入源を持てば安心できる。
その方法は社会に出てからも自分で学ぶ必要がある。
3.社会に出てからでも、自分に何が出来るか?何に向いているか?考えればいいし、違うことをやりたいと思ったら、いくらでもやり直せる。
そして、沢山失敗しても今の日本では何とか生きていける。
日本以外にも働き方や生き方はある。
ということを話しました。
そのうえで、息子が気になる会社は何が良いと思って選んだのか?
漠然としたイメージなのか、どんな人からの情報なのか?自分で調べたのか?
ここが良いと思った理由や、自分がどうしたいかがイメージできるように、繰り返し質問をして思考の整理を私が手伝うようにしました。
私から「ここがいいんじゃない?」とは決して言わないように。
息子が迷っている部分を聞き出し、「何故そう思ったの?」とか、「それはこういうこと?」とか、話しながら息子が自分の考えをまとめて決断できるように。
結局、決めるのは子供ということで、自分で考える力が子供にも親の私達にも必要だとつくづく思いました。
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