嫁姑・同居問題 良い嫁やめて自分の人生を取り戻すブログ

嫁姑・同居問題に悩み病んだ私が『良い嫁をやめる!』と別居を決断。姑の呪縛から逃れ、自分の人生をやり直します

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助産師学生 実習の現実②

毎日の記録が過酷

娘の指導者さんは、助産師歴4年の方。

仕事にも慣れ、少し自信がついてきた頃か?
ベテランの方ではなく若い助産師さんでした。

娘が初めて分娩介助をしたその日はお産が夜中になり、帰宅したのが翌朝でした。

それでも仮眠をとって昼からまた
実習に行かなければいけない状況でした。

 

お産はいつ始まるか分からないので、
夜中になることや徹夜になることも覚悟の上です。

ただ、この後からが大変でした。

お産の「記録」
がここまで大変だとは・・・。

薄っぺらい記録

最初のお産が終わり、記録を提出するまでの間に
長期受け持ちの方の出産も重なりました。

十分な睡眠が取れていない中、翌日も通常通り実習に行かなければならず、
その日の帰宅後は疲れ切ったため、起きていられませんでした。

そして、指導者に出した記録が娘本人も
満足な仕上がりではないことを自覚しながらも
提出することを優先したため、不十分な状態でした。

 

そんな中、長期受け持ちの方のお産・産後の授乳指導・沐浴指導など日々忙しく進んでいき、毎日記録に追われ、その1週間の睡眠は合計で3時間ほどでした。

 

そして、退院の前日に受け持ち患者さんへの退院指導をする日の朝。

勤務時間が夜勤などでしばらく顔を合わせていなかった指導者と看護師長、学校の先生が固まって話をしているところに娘が呼ばれ、
「こんな薄っぺらい記録では退院指導をさせられません」
と指導者から言われました。

退院指導をさせてもらえないとは、その単位がもらえないことを指し、娘は泣き出してしまったそうです。

 

その時の記録だけが満足にできなかったことを自覚していた娘。

でもまさか、こんなことになるとは。

ただ、この状況になるまでにも、娘の知らないところでの伝達ミスなどの行き違いが指導者と師長さんの間であったようで、
何とか話をして退院指導ができるようになりました。

 

その日から娘は自分が寝てしまうことが怖くなり、
指導者さんが怖くなりました。

 

ここで、娘から聞いて納得いかないと思ったことを話します。

他の学生がどうなのか?

他の指導者さんはどうなのか?

 

娘の指導者はとても細かい人で、娘の記録に対して赤を入れてきますが、その量は半端ない。

何度も記録の差し戻しがあるようです。

 

それは娘の能力が劣っているから?と私も思いました。
学校の先生と話しをした時に、そう聞いてみました。
「患者さんへの各指導の場面に立ち会っても、素晴らしいものだったし、
他の学生と比べてはいけないが中身の濃いものだった」
と仰っていただけました。
なので、娘が特段不出来ではないと思われる。

 

そして、他の指導者さんについてもらった学生は、
記録を出していなくても退院指導まで進めた、
というのです。

しかも、他の学生が娘の記録を見て驚くほどの情報量であり、
指導者のコメントを見てゾッとするほど細かいとビビッていたと。

 

他の学生は中身が薄っぺらい記録でも、指導者から何も言われない。

提出していなくても、次の課程に進める。

一方、娘の指導者さんは違う。

 

人によって指導の仕方が違うのは当然ですが、指導項目が一律ではないのは、
平等でもなければ公平でもない!
と思えるのです。

 

もし、他の指導者だったらスムーズに終わっていたかもしれない。
評価も厳しくなかったかもしれない。

 

そう思ってもどうしようもありませんが、
娘は指導者を恐怖に思って
萎縮してしまうようになりました。

 

娘の様子がおかしい?

「記録をやらなければいけないことは分かっているけど、やろうと思っても考えがまとまらずに涙が出てくる」

そう娘から言われて、まともな精神状態ではないことが分かりました。

指導者の書いた文字を見るだけで胸が苦しくなる。
眠たいけど眠れない。
涙が止まらない。

 

これはヤバい・・・。

 

娘のアパートまで片道1時間。
毎週末には娘に会いに行っていたけど
この状態で週末まで持たない、
と怖くなった私は夜中に会いに行きました。

 

私が来ても目がうつろで無反応な娘。

 

「実習が辛すぎて、死のうと思って首吊りできるロープを探したけど、弱い紐しかなかったから諦めた。
包丁で手首を切ろうかと思ったけど、動脈まで行く力が出なかった。」

 

そう話す娘に私が
「そんなことをしたらみんなが悲しむって思わなかった?」
と聞いたら

 

「迷惑かけたらいけないと思ったから電車に飛び込むのはやめたのに」
と・・・。

 

いやいや、そういう問題じゃないでしょ、
と私もショックでした。

 

生きててくれればそれでいい。
だから辞めてもいい。
何なら辞めてほしいくらい。

 

「辞めてもいい」と言っても、
娘は辞めた後のことを考えると
それも怖い、と。

 

助産師としての就職先も決まっているのに、就職できなくなる。
就職できないと自分のこの先の人生が
終わってしまうんじゃないか?
という怖さ。

 

でも、私くらいの歳になると、何とでもなるって分かるじゃないですか。
どうにでもなるって。

でも社会に出たことがない娘からしたら、
先がどうなるか分からない恐怖もある、と。

何とかなるとは思えない気持ちも理解はできる。
ただ、今のこの状況を打破するには何をどうしたら良いのか最善策が浮かばない・・・。

そんな行き詰った状況でした。

 

 

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