仕事、辞めていいか?
昨年、11月の結婚記念日の夕方、珍しく夫から電話がかかってきました。
夫:「俺、仕事辞めていいか?」
私:「いやいや、アカンやろ」
夫:「・・・ってか、辞めてきた」
私:「えっ? は?」
夫は数回の転職を経てこの会社に就職し、今までで一番長く在籍しました。
会社に所属しながらも、個人商店のような感じで自分の采配で仕事ができる、
ある意味自由な環境は気に入っていました。
ただ、自由にできているとは言え、勤め人なのでお給料は決められません。
自分の仕事量と給料が見合っていないと言う不満は何度も社長に訴え、
聞き入れてもらえることはありました。
実際、会社の売上の大部分を夫が占めているので、
年収を上げざるを得ないところもあったと思います。
ただ、長期間休みが無い状態の働き方に、身体が心配ではありました。
昔、半年近く1日も休みが無く働いていた時に、
居眠り運転で事故を起こしたこともありました。
小さな会社なので、社長も昔は仕事を取ってきていたのですが、ここ数年は社長の売上は0、
更にはお酒の匂いをプンプンさせながら出勤をするようになったそう。
仕事をまともにしない社長に不満が溜まる夫は、社長にも上司にも文句を言うことが多々あったようです。
きっと生意気だったのでしょう。
電話をかけてきたその直前、社長と決算のことで言い合いになったそうです。
我慢の限界が来た夫が言いたいことを言った際、社長もプライドがあるので、
「辞めてくれて結構だ」と言ったそうです。
夫も勢いで、11月いっぱいで辞めることを告げました。
この先どうなる・・・?
話を聞いて、急なことで先の不安もありましたが、まず思ったのは
来月ボーナスやん!
せめてボーナスもらってから辞めろよ!
社長の作戦なのか分かりません。
勢いづいて辞めてやる!となった夫も、
後からしまった!と思ったようですが、
啖呵を切った手前、年内までに変更なんて格好悪いことはできません。
しかも、退職金制度の無い会社。
この先どーすっかなぁ…と思いましたが、
独立して会社を立ち上げることに。
いずれはそうすることになるだろうなぁ、と
漠然と思ってはいましたが、こんな急だとは思いもよらず、
とは言え、何かが動く時は勢いが無いとできないのかも、とも思ったり。
仕事の引き継ぎや、お客様への挨拶、新しい会社を立ち上げる為の手続き等、慌ただしい年末年始でしたが、
一粒万倍日の今日、新会社を設立できました!
と言っても私は何もしていないですが・・・。
別居をしてから仕事をするしか無かった夫は、
きっと私の知らないところで沢山の大変な思いをしていたと思います。
私に出来ることはやりたいと思っていましたが、なにも求められなかった(^_^;)
別居していなかったら
もし今、別居する前の私だったら、とても不安になって夫に怒っていたと思います。
息子は去年の春から就職していますが、娘はまた春から新しい学校へ進学します。
あと1年、学費はどうするんだ?生活は?
と、自分のことしか考えられていなかったと思います。
でも今、別居をしてから分かった世間と自分とのズレ・自分の意識の低さ、
その他沢山の気付きがあり、夫の気持ちも考えることができるようになりました。
保険のことや税金のことをちゃんと勉強したことなかったし。
会社員しかしてこなかったけど、経営者としての立場で「仕事」を考えること。
お金のことや、健康のこと。
まだ勉強を始めたばかりだけど、知らないことだらけだったなぁと分かりました。
私が起業するわけではないんだけど、会社員しかしていないというのもリスクだな、と分かりました。
考えてみたらこれからの時代、起業する経験も無駄にはならない。
もし、失敗したらまたやり直せばいい。
夫の人生は夫のもの。
私はただ、応援すればいい。
不安はあるけど、何とかならないことはないよね。
何とかしていこう。
そう思えました。
姑がどんな反応だったかと言うと、
心臓が止まりそう!
と、ビックリしていたそうです。
そして案の定、「生活はどうするんだ?家のローンがまだあるのに」と・・・。
と言っても、相変わらず遊び歩いて自分のお金は自由に使い、
息子である夫におんぶにだっこ状態。
相変わらずだな。
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