心配性と歯の食いしばり
昨日、「神経質」と感じる話をしました。
今日は、「心配性」の話をします。
産後は神経質になりやすいのと共に、心配性も発動しやすい状況だと思います。
私は子供が眠っている時も、息をしているか何度も確認していました。
うつぶせになって息ができない態勢になってしまわないか?
子供の変化を見逃してしまわないか?
子供を「生かす」という責任を背負う不安が常につきまとっていました。
私が当初乳腺炎を繰り返し、子供がお乳を上手く飲めないことから、
助産師さんのマッサージに通っていました。
私が不安に思っていることを色々と質問する私に、助産師さんから言われた言葉があります。
「子供は親が思っているよりも丈夫なのよ」
母親として初仕事と捉えていた「授乳」を私は最初からつまづいてしまっていたので、
どこかで自分を責めていました。
うまくできない母親・・・
母親として・・・
子供に何かあったら私は母親失格だから、と常に気を張っている私に、
少し力を抜くように、そう言ってくれた助産師さん。
その頃肩こりが酷く、頭痛も酷かった私に「歯を食いしばっている」ことも気づかせてくれました。
歯の食いしばりで身体に起きる影響は色々あります。
肩こりや頭痛の一因になることもあるそうです。
でも食いしばってしまうのは、無意識なのがほとんどなのです。
自分に力が入り過ぎてしまっている時、
緊張している時、
「歯を食いしばっている」ことに気付いて、フーと息を吐いて力を緩めるのがオススメです。
強迫性障害
考えすぎや心配性では片付けられない「不安障害」があります
「不安障害」
生活を送るうえで不安を感じることは誰でも見られることがある正常な感情ですが、過度な不安を感じてしまい自分自身でコントロールできなくなると社会生活に支障を生じるようになります。このような状態を不安障害と呼びます。不安を感じる対象や症状の出方はさまざまであり、全般性不安障害やパニック障害などのさまざまなタイプが含まれます。
また、不安障害ではうつ病やそのほかの不安障害(パニック障害、全般性不安障害、恐怖症、強迫性障害など)を併存しやすいことが報告されています。併発すると症状が悪化しやすくなり、病気の状態が長引く要因となるため早期の段階から治療につなげることが重要です。
私の友人はある日、家のあらゆるところにある「カビ」が気になってしまうようになりました。
そして、そのカビが家族に悪影響を与えてしまうんじゃないか?
カビが体内に入ったら病気になってしまうんじゃないか?
と一日に何度も手洗いをしてしまうようになりました。
手は酷く荒れてしまい、掃除をしてもカビが残っているんじゃないかと不安で、常にカビのことが頭から離れなくなってしまいました。
そして、その彼女の変化に気付いた家族が病院に行くことを勧め、結果、
「強迫性障害」と診断されました。
もともと細やかな性格で、小さなことを気にしてしまう人でした。
当時、子供の受験や親との不仲など、彼女を悩ます状況だったのに重ねて、
旦那さんの浮気疑惑もあり、精神科に通うことになりました。
不安の正体
私はそこまでではないものの、「家の鍵を閉め忘れていないか?」と何度も確認しに行ってしまうことがありました。
これも「強迫性障害」の一種だそうで、そのために仕事にも行けない人もいるそうです。
玄関を出て車に乗って、確認するために戻ることが度々あります。
忘れっぽいのとは少し違っていて、絶対に閉めるのに、不安で確認せずにはいられないのです。
件の彼女の子供と、私の息子は同じサッカーチームに所属していました。
ある夏の猛暑の日の試合で、彼女の息子が熱中症になりコートで倒れてしまいました。
幸い軽い症状で休んですぐに元気になったのですが、その日以来、彼女はまた熱中症になったらいけないと、どの試合にも付き添うようになりました。
そして、次の年もその次の年も夏になると試合の度に
「熱中症になったらいけないから」
と常に心配していました。
その時私は不安というのは、
「起こっていないことに対する恐怖」
だと認識しました。
それは、過去に経験したことも、経験していないことも
「起こってしまうかもしれない」
ということに思考のスポットが当たっているからなんだな、ということです。
あまりにもその彼女が何年も前の息子の熱中症を引きずっていて、気の毒に思えてきました。
「数年前には確かに倒れたけど、去年は大丈夫だったよね?
そして、今年も大丈夫。
子供も毎年成長して丈夫になっているんだから、大丈夫だよ。」
私がそう言ったことで、そう言えば最近はずっと大丈夫だったと気付いた彼女。
数年前に倒れた事実を何年も心に握り占めていて、
去年も今年も倒れていない、大丈夫だったという事実を信じようとはできない。
良いことは信じれないけど、悪いことばかり心配になる。
そんなことに、彼女を通して私も気づかされました。
子育てに心配は尽きないけれど、子供を見張っていることはできないし、
自分自身に関心を寄せていくことによって、私の心配性も軽減されている気がします。
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