入院中は看護師さんが私の体調を気遣ってくれ、お母さんが眠れなくて辛い時は、赤ちゃんを預かってくれる、という安心感がありました。
正直なところ、私は退院する時、とても不安になりました。
「あ~、これからは私が一人でこの子の面倒を見ていかなければいけないんだなぁ」
と。
これ、当たり前なんですが、すごく怖くなったんです。
この、なかなか寝ない子に、なかなかお乳を飲んでくれない子に
私は一人で向き合っていかなければいけないんだ、という何とも言えない不安と恐怖。
変な言い方ですが、死なせてはいけない、みたいな恐怖。
もちろん、愛おしいし、可愛くて、幸せ。
夫もいるし、一人じゃないのは分かってる。
でも、そんなキラキラした感情だけではない、リアルな暗い感情。
こんな気持ちになることは想像していないので、自分で自分の気持ちを処理しきれないまま、現実は日々進んでいきました。
そして、なかなか寝ない娘でも、ちゃんとしっかり育てている
立派なお母さんでいたい、みたいな変な欲望も持っていて、
誰に対してなのか、認めてもらいたい感。
ちゃんとできるお母さん。
普通のことを普通にできるお母さん。
みたいなお母さん像に、自分もならなければいけないと思っていました。
こんなことは、普通にできて当たり前。
お母さんたちみんなが通ってきた道。
眠れないのは当たり前。
しんどいのも当たり前。
みんな同じ。
私と同じ。
私はみんなと同じ。
育児書には3ヵ月になる頃には、寝てくれるようになるって書いてある。
それまでの辛抱だ。
そう思っていました。
乳腺炎
実家に帰っている間にお乳が張り過ぎて、じっとしてても痛くて手を上げられないくらいになりました。
そんな時に、夫の休みに合わせて、姑と義妹が娘に会いに実家まで来ました。
お乳が痛くて、授乳も辛いと言うと、突然、授乳中の私の胸を触ってきて、
私はあまりの痛さに悲鳴をあげると共に泣いてしまいました。
熱を持ってることを確かめようとしたらしいのですが、断りもなく、いきなりガシッと触られる感じで、しばらく痛みで動けなくなりました。
悪気はないのは分かってはいるけれど、配慮が無さすぎると、後からだんだん腹が立ってきました。
夜は痛くて眠れなかったので、入院中におっぱいマッサージをしてくれた時に楽になったのを思い出し、産院に連絡をして、手技を受けさせてもらうように予約しました。
そこで、娘がお乳を飲むのが上手じゃないことと、張っていると赤ちゃんも飲みにくいから、なるべくお乳を搾ってから飲ませるように言われました。
そして、この痛みは乳腺炎になっていることが原因ということも分かりました。
私の中では、出産の痛みよりも辛いんじゃないか?と思えるほどの痛さでした。
いつまで続くか先が見えなかったつわりの辛さのような。
いつになったらお乳が上手に飲めるようになるか分からない、
それまでこんなに痛いのか?という、先が分からないという辛さ。
産院へ手技を受けに行きましたが、実家の近くにも同じ桶谷式のマッサージをしてくれる先を紹介してくれました。
そこの先生が年配の方でしたが、とても親身になってくれるベテラン助産師さんで
色々なことを教えてもらいました。
そこでは、娘を一緒に連れていき、おっぱいの飲み方も指導してくれます。
そして、そこで娘の舌が短いという事を言われました。
舌小帯・上唇小帯短縮
初めて聞く言葉に不安になりながら、詳しいことを聞きました。
舌が短くておっぱいが飲みにくいということ。
運動機能や歯の成長などに大きく関わる部分であること。
鼻炎なののアレルギー症状にも関係していること。
耳鼻咽喉科で手術が可能で、小さいうちに手術した方が良いということ。
先生自身や子供さんも手術を受けて、その効果。
など、とても詳しく教えて頂きました。
ただ、手術というのがとても怖かったことと、勧められた先が遠方の病院であったこと。
6か月を過ぎてから手術をした方が良いことを聞き、長い間調べ、迷い、手術を受けることを決めました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ランキングの応援して頂けると励みになります。
よろしくお願いします。
↓↓↓
にほんブログ村