舌小帯・上唇小帯って?
娘がお乳を上手に飲めないのは、舌が短いから・・・と言われたことをきっかけに
色んなお話を聞いたり調べたりました。
舌小帯とは舌の下面から下顎の歯肉の内側に連続している索状のひだの事を言います。
上唇小帯とは、上唇と歯茎をつなぎ、上の前歯の中央部にある「すじ」のことです。
舌が短いとどうなるの?ということですが、舌ったらずで発音がうまくできなかったり
歯の形成にも影響があるそうです。
土屋太鳳さんが舌小帯切除手術をされたことも公表されていますね。
私が助産師さんから聞いたお話で印象的だったのが、
鼻炎で悩まされていたのが、術後、鼻が通る感覚を感じて感動した、と。
また、一見身体が不自由な子が術後、明らかに運動機能が向上したと見える動画を見せてもらった、というお話でした。
大きくなってから手術をするより、記憶に残らないくらい小さいうちの方が良い、と言われ
紹介してもらった病院は、6か月を過ぎたら手術ができるということでした。
その病院は、富山県にある耳鼻咽喉科でした。
近くの耳鼻咽喉科ではダメなの?と思いましたが、その病院の近くにある旅館で
術後の赤ちゃんのお世話や、授乳中のお母さんのお世話もしてくださる、
ということから、その病院と旅館を勧められました。
とにかく、早く手術を受けたいという思いが強くなり、6か月になるのが待ち遠しかったです。
いよいよ手術
富山県まで、実母と姑も一緒に行くことになり、車で4時間ほどかかる距離でしたが、
夫は仕事で外せないため、私が運転していくことになりました。
病院に着いたら、慣れた段取りで案内され、娘だけでなく私や母も一緒に診察されました。
舌の癒着が遺伝によるものなのか?鼻腔を調べられたり、娘の状態がどの程度の癒着なのか?
など、長い時間をかけて丁寧に診てもらえました。
その後、手術の前にビデオを見せてもらいました。
どんな手術なのか?どのような改善がみられるのか?などの説明。
一番印象的だったのは、空手をやっている男の子が映し出されていたのですが、
数人の子供たちの中で、掛け声に合わせた動作をするのですが、その男の子一人だけ、
動きが明らかに遅いのです。他の子とワンテンポずれたように見える動作になっているのです。
パッと見、身体の不自由な子なのだと思いました。
その後、その男の子は舌小帯切除手術をその病院でされたようなのですが、
術後、同じように掛け声に合わせた動作をしているのですが、前と全く違う!
他の子たちと、同じ揃った動きになっているのです。
こんなに違うの?とビックリしました。
いよいよ、娘の手術。
私たちは、ベッドのある部屋で待っていました。
手術はほんの15分ほどの短いものでした。
手にはミトンをされ、口を触らないようにタオルでぐるぐる巻きにされて戻ってきた娘の顔は、
涙を流して泣いていて、口が大きく腫れていました。
見た途端、その痛々しい姿に私も母たちも泣けてしまいました。
その後、注意事項などを聞き、すぐに宿泊先の旅館に移動しました。
聞いてはいたけど、手術をされた親子を何人も受け入れてきたことが分かるような写真があり、
不安な私にも娘にも、頑張ったね、と声をかけてくれて、ここで良かったと思える旅館でした。
術後、ちゃんとお乳が飲めるのか?不安でした。
おっぱいを吸わせてみたけど、術後だからかちゃんと飲めないようで増々不安でした。
娘の泣き声を聞きつけた女将さんが部屋まできてくれました。
スプーンとお椀を持って、ここに私の母乳を搾乳するように言われました。
女将さんが娘を抱っこして、スプーンで上手に搾乳したお乳を飲ませてくれて、
なんと、娘も泣き止んで上手に飲んでくれたのです。
おっぱいを吸えそうになかったら、最初はスプーンでこうやって飲ませるといいよ、と女将さんに飲ませ方を教えてもらいました。
このまま飲めなかったらどうしようと思っていたので、とてもホッとしました。
夜中に泣いても私たちは気にならないし、心配なことがあればいつでも声をかけてくれればいいから、とまで言って頂き、とても心強かったです。
夜中の授乳は直接おっぱいを飲むことはできず、搾乳してスプーンで飲ませました。
いつになったら直接飲めるんだろう、と不安でした。
帰りの道中、一応スプーンもお椀も用意はしていましたが、直接お乳を飲ませてみました。
飲めた! ちゃんと飲んでくれた!
ングング・・・と力強く、明らかに今までとは違う、ちゃんと吸っている感!
ごっくんと飲んでくれている感!
この時の感動は今でも忘れません。
こんな小さい体の娘に手術なんて、と思ったり悩んだりしましたが
手術をして良かった
と初めて思えました。
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