無事出産を終えて、意外にも元気だった、
というか興奮していた私は、
休むこともなくお寿司をたらふく食べ、
興奮気味な家族と部屋で赤ちゃんを待っていました。
仕事が終わった父親や妹、義妹が来てくれて
初孫、初姪っ子の誕生にみんなでワイワイとプチ宴会みたいな感じでした。
夜になり、みんなが帰って静かになると、何故か出産した感動が押し寄せてきて
泣けるは、興奮が冷めないやらで、疲れているのにあまり眠れませんでした。
次の心配はおっぱい
出産したからと言って、すぐに母乳がでるわけでもなく、
翌日から母子同室で 赤ちゃんが泣いたら 出なくてもいいからお乳を吸わせるように
母親学級で言われたので、授乳室で看護婦さんに教えてもらいながら授乳しました。
授乳前後で赤ちゃんの体重を測り、記録していくのですが、増えないことに不安でした。
ちゃんと飲めていない、お乳が出ていないのでは?という不安が出てきます。
この産院は「桶谷式おっぱいマッサージ」の手技を受けることができました。
張ってきたおっぱいを入院中にマッサージしてもらい、色んな話を聞きました。
初めて自分のおっぱいから母乳が出たのを見た時には、
「ちゃんと出るんだー」
と感動したことを覚えています。
ですが、なぜかおっぱいを吸われている感覚が無く、お乳が張って痛みが増してきました。
入院中は、冷やして痛みを抑えるために、保冷剤ようなものを当てていましたが、
痛くて眠れないくらい。
しかも、娘はなかなか寝てくれない。
抱っこしていると寝るけど、ベッドに寝かせると起きる・・・。
当時よく言われた言葉。
「抱き癖がつくから抱っこしすぎてもいけない」
「安心するんだから、いくらでも抱っこしてあげなさい」
どっちやねん!!
と新米ママは混乱します。
とにかく娘は寝ない!
これがこの先もずっと私を育児ノイローゼに追い詰めていく事象となりました。
3時間おきの授乳
赤ちゃんが寝ていても、起こして3時間おきに授乳をしましょう、と教えられてきました。
赤ちゃんが泣くのは、お腹が空いているか、オムツが汚れているか、
がほとんどだと思っているので、おっぱい飲んでも泣いたり寝ないのは、
おっぱいが足りてないからだと思ってしまっていました。
私は母乳で育てたかったし、何よりも「母乳が一番」と姑から散々言われきました。
もし、ここでミルクをあげたら、私は母親失格と思われるんじゃないだろうか?
という不安が常にありました。
これは、今ならバカバカしい、と思えることですが、当時は母乳一筋に強くこだわっていました。
ただ、あまりにも寝ない娘や常に不機嫌な娘を見て、実母から
「お腹が空いてて寝れないかもしれないって思うなら、
ミルクは飲んだ量が見えるから、自分が安心するためにも飲ませてもいいんじゃない?」
と言われ、「私が安心する」という言葉に、納得しミルクを飲ませてみました。
その時、母乳にこだわった自分や、ミルクをあげてしまったという、
勝手な罪悪感を抱いてしまい、なぜか泣けてきました。
姑が知ったら何て思うだろう、とか、色々考えてしまって。
今なら分かります。
ミルクだろうが、母乳だろうが、どっちでもいい!
そして、もうひとつ、私がこだわってしまったのが、3時間おきの授乳。
母乳はお母さんの血液で作られる。
新鮮な母乳を赤ちゃんに飲ませてあげるには、
3時間ごとに授乳をするのが良い。
と教えられてきました。
ここで、娘の3時間をお話すると・・・
授乳スタート (うまく飲めないので30分くらいかかる)
↓
ゲップをさせる (なかなか出ないので、30分くらい抱っこ)
↓
抱っこしてると寝ているが、置くと泣く。
を繰り返す・・・
↓
時々、ウンチして、寝ない
↓
え?もうすぐ3時間経つやん!
でした。
私、どこで寝るのよ?な感じでした。
子供が大きくなってから読んだ寝かしつけの本で、
「赤ちゃんが 寝ない・泣く の大きな要因の一つに、
お腹が張って苦しい、というのがある」
というのを見て、衝撃を受けました。
私がやっていたことは、もしかしたら、お乳が足りてないと泣いてたわけではなく、
お腹が張って苦しいと泣いてた娘に、無理やり3時間おきに授乳していたのではないのか!
この本にもっと早く出会っていたら、
赤ちゃんを泣かせるのは悪いことではない。
泣く理由はいろいろある。
と、もう少し楽な気持ちで育児ができたのかなぁと思いました。
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