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嫁姑・同居問題に悩み病んだ私が『良い嫁をやめる!』と別居を決断。姑の呪縛から逃れ、自分の人生をやり直します

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川崎病になった息子の話

私が本厄の厄払いをした翌日から息子が高熱を出し・・・

子供の病気の知識

妊娠したらきっと誰もが購入する育児書の一つに「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などがあると思います。
そのシリーズで子供の病気に関わる本も購入しており、子供が罹りやすい病気や病名は、だいたい頭に入れていました。

誰もが通る突発性発疹などは、初めての発熱で知られたものです。
心構えがあるので、急な発熱でも多分コレかな?と予想できます。

娘の初めての発熱が8ヵ月の冬でした。
小児科に連れて行くのも初めてのこと。
近所の小児科に行き、緊張しながらの初診。
その先生はベテランのおばあちゃん先生。
まず、私に症状の確認をする前に、娘を抱っこしてくれて、私と一緒の写真を撮ってくれました。
「お母さん、赤ちゃんて可愛くていい匂いするよね。
 子育ては大変だけど、過保護にせずに、冬でも靴下や手袋なんか履かせないでいいんだよ。
 たくさん病気すると心配だけど、そうやって丈夫になっていくんだから」
と話してくれました。
私は、なんというか、泣きそうになってしまって・・・。
こんな小児科医の方が近くにいて下さるってことが心強く、私を安心させようとしてくれているのが分かり、とても有難かったです。

息子の高熱

その本の中に「川崎病」というのもありました。
公害病の「水俣病」と似ている?と勝手に勘違いをしたのを覚えていて、何となく記憶にありました。
友人の子供さんが川崎病になり入院をしたときに、お見舞いに行って症状などを聞いたので、「川崎病」というものを何となくという知っているという程度から、病気を理解して知識を持ったという経緯がありました。

息子が三歳になってすぐ、ある日41度を超える高熱が出ました。
40度を超える熱って、怖いですよね。
隣に寝ていて寒い日でも熱気を感じるほどの体温になるんです。
姑のお兄さんは、子供の頃の高熱が原因で体が不自由になったそうです。
なので、姑から高熱は怖いと何度も聞かされてきたので、更に不安でした。

何日も病院に通いますが、全く高熱が下がる気配がありません。
通院して3日目に、私の方から先生に
「川崎病ではないですか?」
と聞いたら、「違います」と言われました。
そして、今までと違う点滴に変えたとたん、発疹が出ました。
すぐに点滴を中止し、更に詳しい血液検査をしました。
7日後にやっと、「川崎病」の診断が出ました。

川崎病で入院

川崎病とは1967年に川崎富作博士が「小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」として発表した、手や足の指先から皮膚がむける症状の小児患者の病気。 新しく発見された病気であることがわかったため、この博士の名前から川崎病となった。 この病気は体中、全身の血管に炎症が起こる病気である。 

急な発熱ではじまることが多く、6つの主要な症状のうち5つ以上、または4つに加えて冠動脈病変が確認された場合に『川崎病』と診断されます(4つ以下の症状で冠動脈病変がない場合や3つ以下の症状で診断される不全型も20%程度あります)。

息子の症状が出そろうまでは、川崎病と断定できなかったようで、息子の場合は、4つ揃った時点で間違いないと言われました。

・高熱
・目の充血(うさぎのような赤い目でした)
・リンパの腫れ
・手足の皮がめくれる
・舌がイチゴのように赤くブツブツになる

これらが息子の症状でした。
そして、免疫グロブリン療法を始めるのに、一番成績の良いタイミングが今だからと、入院と当時に治療が始まりました。

初めての子供の入院。
また、娘には私が家に居ない生活で我慢をさせてしまうけど、保育園児になった娘は、弟が病気だからしょうがない、という気持ちもあったようです。
私が二日に1回は自宅に帰ってお風呂に入りがてら、娘を保育園に迎えに行く生活を2週間続けました。

息子の治療が始まって、2~3日経ったときには熱も下がりホッとしました。
オムツが取れていたのですが、この入院時にまたオムツに戻ってしまいました。
でも、もうオムツなんてどうでもいいくらいの気持ちでした。

退院後

退院後も20歳になるまでは、毎年心臓のエコー検査をするのが義務だから、と説明されました。
学校に提出する書類には必ず川崎病罹患歴があるかの項目があり、小学校からずっと、記載します。
そし毎年、保健の先生より検査の書類を渡され検査に行きます。
この検査をするたびに私は子供が健康で、ここに居てくれるだけで十分だな、と怒ってばかりの自分を反省しています。

 

 

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