子供はいつまでも子供じゃない、と思った話です。
私が居ないところで勝手に決める
これはまだ、私が同居している時の話です。
ある日、私が外出している時に、自治会長から家に電話がありました。
数日前の自治会総会を法事で欠席したので、ある役を引き受けて欲しい旨の電話でした。
その電話を受けた姑が、そばにいた夫に内容を説明して夫が「いいよ」と言ったので、電話口で姑が「引き受けます」と答えました。
そこで、自治会長は役員をしてくれる方の名前を教えてくださいと言ったのでしょう。
なんと、姑が私の名前を答えたそうです。
そこで、それを察した夫が、「何でひららなんや?俺の名前にしておけ」と電話中の姑に言ったそうです。
・・・そうです、というのは、そこに私が居なくて後から子供たちから聞いたからです。
子供たちから聞いたのは・・・
- おばあちゃんは、「ひららちゃんにやらせればいいやん」と言っていた。
- お父さんが「なんでひららにやらせるんや」って怒ったから、おばあちゃんはちょっと不機嫌だった。
- お父さんは仕事が忙しいからできないだろうと思って、お母さんにやってもらえばいいと思ったみたい。
- そのやり取りを聞いて、「お母さんが居ないところで勝手に名前を出されて、お母さんが可哀想だ」と、子供二人で抗議した。
私はこれを聞いて、姑のそんな行動は今に始まったことじゃないし、想像できる言動でしたが、子供たちが姑の言動を、「それはおかしい」と感じてくれたことが予想外で嬉しかったのです。
子供が姑に「お母さんには感謝しないよね」
もう一つ、子供はちゃんと見てるんだな~と思った話です。
姑は、昔から子供たちに
「お父さんが一生懸命働いているから、おいしいご飯が食べれるんだよ」
と言っていました。
そして、姑は
「私のお陰で働きに出れるんだ」
も口癖でした。
ある時、またいつものようにこの二つの発言をした姑に娘が、
「おばあちゃんていつもお父さんと自分のお陰で、って言うけど、お母さんに働いてくれてありがとうって、一回も言ったこと無いよね。おかしくない?」
と言ったのです。
私は、内心「でかした!娘!」と思いました。
確かに、姑からすれば嫁の私は外で働いて、家事育児もして当然なのです。
お父さんだけでなく、お母さんも働いてくれてるのに、何でお母さんにはありがとうって言わないの?って。
確かに、私の誕生日には子供たちが手紙やメッセージカードを書いてくれるのですが、必ず書いてくれるのが、
「いつもおしごとがんばってくれてありがとう」
なんです。
フルタイムの仕事をして子供が帰ってくるときには私は居ないことを、心苦しく思う気持ちを常に持っていました。
なので手紙をもらうたび、子供たちにとってはお母さんはお仕事をしている像なのねと思っていました。
ですが、この言葉を聞いて、私は感謝してほしいと思ったことはなかったのですが、当たり前のように思う姑に対してモヤモヤした気持ちを、子供が代弁してくれたようで、スッキリしたのです。
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