友人からの手紙
私は別居を決めた時、近所の友人には誰にも理由を話さず家を出ました。
それはこれから先も家に住み続ける夫と姑の悪口は言いたくなかったし、子供たちが帰りにくくなるのは嫌だったから。
でも、言わなくてもだいたい見当がつくのでしょう。
久々に会った友人からは、姑に偶然会った時に泣かれてしまった、とか、私のことを何やら話していた、ということを聞きました。
まぁ、想像の範囲内。
ただ、私は姑に会ったことのない、会社の同僚には愚痴ったりしていました。
会社の同僚は、今までに出会ったことの無い、私とは全くタイプの違う人で色んな刺激を与えてくれます。
私の家庭では普通と思っていたことが、世の中の普通とは違うんだ、とか、
嫁という立場でも、こんな立ち位置で義親と接することもできるんだ、とか
目が覚めるような刺激を与えてくれました。
この年になって信頼できる友人ができたのは本当に有難く、同僚という社内の付き合いに留まらない付き合いができています。
そして、家を出る決心をしたのは本当に私一人で決めたことですが、愚痴を聞いてくれたこの同僚たちには、心配をかけながらも沢山励まされてきました。
引越しが終わって落ち着いてから、ある手紙をもらいました。
始めたこと
社内に仲良くしている飲み仲間が数人いて、その人達のことは信頼しているし、社内の共通の話題もあるので定期的に集まっています。
その4人からお金と一緒にこの手紙をもらいました。
もらった瞬間泣いてしまいました・・・。
あ~、私はもう無理して頑張らなくていいんだ。
人に頼っていいんだ。
そう思えた時に、すごく気持ちが楽になって。
私は今まで無理をするのが当たり前。
嫁は我慢するのが当たり前。
頑張って当たり前。
と思って、結果こうなってしまいました。
この友人たちは、自分に正直で「こんなふうに生きていいんだ」と教えてくれた存在です。
私は、少しずつ周りを頼ってみるようにしました。
そして気付いたのですが、頼られた友人の方が嬉しそうなんです。
私は自分ひとりで何でもやらなきゃと思っていましたが、それは裏を返せば
周りのことを信用していない
ということでもあった気がします。
ほんの小さなことなんですが、重い荷物を運ぶ。
これだけのことでも、私でもやってやれなくはないな、と誰かに頼むことをしなかったのですが、この友人たちは
「腰を痛めるかもしれないし、男の人に運ばせてあげな!」
と上から(?)なことを言います。
ですが、その頼まれた男の人は、自分が役に立てたことが嬉しそう。
そして、その友人も上手に乗せている(笑)
あ~、私は可愛げのない女だったなぁ、と思いました。
別居をしてから、決めたこと。
困った時は、甘える!頼る!
やめたこと
別居をしてから、今まで当たり前にやっていたことを改めて見直すことが多くありました。
その中の一つで、やめると決めたことがあります。
年賀状を出さない!
これは、毎年かなりのストレスになっていたし、家族全員の分、姑の分、実家の両親の分、と200枚以上をそれぞれデザインを変え、作っていたのですが、年末近くになると毎回憂鬱になっていました。
それを、別居を期に誰にも出さないことにしました。
やめると決めるまでは、色々悩みました。
失礼ではないだろうか、どうやめることを伝えようか、やっぱりやめるのをやめようか。
でも、結局のところ出さなくても
なんてことはない!
さほど大したことではなかった、という感想です。
あの年末の大仕事が無くなって、スッキリしています。
しかも、今まで夫も姑も私に任せきりだったのですが、自分たちで出す分は手配をし、夫は手書きでコメントまで書いていたそうで、ビックリしました。
やればできるんじゃん!
という感じで、拍子抜けです。
こんなことも、どうせやらないでしょ、やってくれないよね、
と、結局は私一人で抱えて自分がやらなければ、と
勝手に思って、勝手に不満に思っていたんだ
と気づきました。
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